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折り畳み車ブーム終了、自転車販売2割減へ


ニュース その他製造 作成日:2009年11月4日_記事番号:T00018999

折り畳み車ブーム終了、自転車販売2割減へ

 
 ジャイアントブランドの自転車販売業者、捷安特(GIANT)は、台湾自転車市場の今年通年の販売台数は約90万台と、昨年の120万台余りから2割以上の減少を予想している。落ち込みの最大の要因として、昨年の折り畳み自転車ブームが終了したことが挙げられる。4日付聯合報が報じた。

 昨年は総販売台数の3分の1を折り畳み自転車が占めた。納車待ちが発生し、DAHONブランドは3カ月で価格が2倍になるなど値上がりも目立った。しかしブームが去った今年、折り畳み自転車の販売額は3~5割落ち込み、在庫の山が発生しているという。これについて台北市の自転車販売店「七号公園」は「昨年が異常だった」としている。

 現在、自転車販売市場は、高級車と低価格車がよく売れる二極化現象がみられる。30万~40万台湾元(約83万~111万円)にも上るオーダーメイド車が人気を集める一方、量販店での低価格車販売も伸びている。

 なお、中華民国自行車騎士協会によると、今年全土の自転車関連のイベントに参加したサイクリストは延べ52万人で前年比で2割増加した。捷安特も「自転車愛好者は増えており、自転車文化も深まっている」と指摘している。