ニュース 電子 作成日:2009年11月4日_記事番号:T00019004
4日付電子時報が液晶パネル業界の観測として伝えたところによると、シャープとソニー合弁による堺市の第10世代液晶パネル工場は10月1日に正式に量産に入ったものの、歩留まり率が予想を下回るなどいまだ軌道に乗っておらず、ガラス基板投入枚数は月2万5,000~3万枚と、当初計画の3万6,000枚に達していないもようだ。そのため、もともとシャープからのパネル調達を予定していた液晶テレビメーカーの一部で、友達光電(AUO)や奇美電子(CMO)、韓国のサムスン電子、LGディスプレイ(LGD)に発注を振り替える動きも出ているようだ。
あるパネル業者によると、シャープは10世代工場の生産能力が計画通りの規模に達しなければ、残業など生産体制の強化により対応するとしているものの、年内は当初目標には届かないとみられる。
シャープの10世代工場稼働で、第4四半期はパネルが供給過剰になるとの懸念も出ていたが、一部メーカーは、2010年第1四半期も当初予測よりは楽観でき、今回のオフシーズンはそれほど落ち込まないとの見通しを示した。
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