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プロ野球八百長、選手接待に豪邸購入


ニュース 社会 作成日:2009年11月5日_記事番号:T00019012

プロ野球八百長、選手接待に豪邸購入

 
 プロ野球の八百長事件を捜査中の検察によると、選手に八百長を持ち掛けた疑いで逮捕された、暴力団組織「四海幇」構成員の蔡政宜容疑者(36)について、当初、賭博主催者グループのリーダーとみていたが、実際は大口の賭け手に過ぎなかったことが分かった。蔡容疑者は賭けに勝つため、高雄に豪邸を購入して選手を接待し、食事や小遣い、自動車などを買い与えて親交を深めた後、八百長を持ち掛けたとみられる。5日付蘋果日報が警察情報を基に報じた。
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蔡容疑者は「雨刷(台湾語で『むち』の意)」のあだ名で呼ばれ、「雨刷集団」を組織していた。写真は取り調べのため移送されるグループ幹部の黄仁義容疑者(中)(4日=中央社)
 
 捜査によると、今回の事件の舞台となったインターネット野球賭博は、ピラミッド型のシステムとなっており、サーバーは中国やマカオに設置され、台湾に多数置かれた賭博所はシステムの末端に過ぎないという。賭けの対象は米大リーグ、NBA、日本のプロ野球にも及んでいるとみられる。

 蔡容疑者は疑いを持たれないよう、小規模な賭博所に分散して少額ずつ賭けるよう仲間に指示し、さらに八百長を仕組むのは1シーズンに5、6試合にとどめて年間1億~2億台湾元(約2億8,000万~5億6,000万円)を稼いでいたようだ。