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「政治は白痴だが悪人ではない」、李登輝元総統の馬総統評価


ニュース 政治 作成日:2009年11月5日_記事番号:T00019014

「政治は白痴だが悪人ではない」、李登輝元総統の馬総統評価

 
 李登輝元総統が最近、漫画家の小林よしのり氏から受けたインタビューの中で、馬英九総統について「政治は白痴だが悪人ではない」と人物評を行っていたことが明らかとなった。5日付聯合報が報じた。

 小林氏は2001年2月に「新ゴーマニズム宣言スペシャル・台湾論」の中国語版を台湾で発刊。日本植民地時代を肯定し、国民党を批判する内容だったため、独立派と国民党支持者の間で激しい論争を招き、抗議活動や焚書騒動も起きた。このため小林氏は同年3月に台湾への入境処分を受けた(20日後に解除)。

 李元総統はこれについて「ばかな決定で、皇帝型権力の政権だった。いま小林さんが台湾に来たらわたしは拍手で歓迎する」と発言。小林氏が「馬政権だからより安全ということでしょうか」と聞き返したところ、李元総統は「政治は白痴」の人物評を開陳した。

 李元総統はまた、小林氏の「馬総統に陳前総統のような腐敗は心配ありませんか」という質問に対し、「彼はとてもクリーンだ。ただ、台湾を分かっていない」と回答した。