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高鉄協調融資、金利で大筋合意


ニュース 運輸 作成日:2009年11月5日_記事番号:T00019018

高鉄協調融資、金利で大筋合意

 
 台湾高速鉄路(高鉄)に対する協調融資の幹事行、台湾銀行は4日、高鉄、政府系銀行、交通部による銀行団会合を開き、経営難打開に向けた総額3,820億台湾元(約1兆600億円)の協調融資の金利設定で大筋合意に達した。5日付工商時報が伝えた。

 合意内容は、政府が債務保証する3,083億元に関しては、最初の8年間の金利を年1.1%から1.8%へと漸増方式とし、9~22年目の金利を約2.1%に設定する2段階方式が採用される。また、現時点で政府保証の対象に含まれない見通しの737億元に関しては、約1.8%の固定金利となる。このほか、銀行団は高鉄の資金不足による利払い繰り延べ期間を最長5年とすることを求めた。

 高鉄側は737億元の部分についても、2段階方式の採用を求めているが、銀行団は政府による保証がない以上、1%に迫る低金利を適用するのは困難だと難色を示している。