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無線LANチップ不足、ノートPC出荷に影響


ニュース 電子 作成日:2009年11月5日_記事番号:T00019038

無線LANチップ不足、ノートPC出荷に影響

 
 5日付電子時報によると、例年、第4四半期半ばには需要が低下する無線LAN(WLAN)チップは今年、11月に入っても川下からの積極調達が続いて世界的大手WLANチップメーカーで供給不足となり、ノートパソコンの出荷に影響が出ている。これにより台湾のPCブランドおよび受託メーカーは来年より、第2、第3の調達先を確保して、WLAN不足を回避する構えで、雷凌科技(ラリンク・テクノロジー)と瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)のシェア拡大に貢献しそうだ。

 ラリンクは既に宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)、米ヒューレット・パッカード(HP)から受注を獲得し、来年から出荷する見込みだ。リアルテックも聯想集団(レノボ)、東芝からの受注により、来年は大幅なシェア拡大が期待される。

 WLANチップ不足の背景には、今年下半期にノートPCおよびネットワーク機器出荷量が予想以上に伸びて需要が高まっていることや、同チップの主要サプライヤーである米アセロス・コミュニケーションズが不景気の影響で生産に慎重となっていることが指摘されている。