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豚が新型インフルエンザに、ヒトから感染か


ニュース 社会 作成日:2009年11月6日_記事番号:T00019043

豚が新型インフルエンザに、ヒトから感染か

 
 行政院農業委員会動植物防疫検疫局は5日、台東県関山鎮の養豚場で生後5週間の豚160頭がせきや下痢の症状を示し、検査でヒトの新型インフルエンザのウイルスとほぼ同じH1N1型ウイルスが検出されたことを明らかにした。症例は直ちに国際獣疫事務局(OIE)に報告された。6日付聯合報が伝えた。

 同局によると、豚から検出されたウイルスは、ヒトが感染しているH1N1型と遺伝子配列が97.5%が一致しており、ヒトから豚に感染したとみられるという。

 同局は感染した豚の移動を禁止し、半径3キロ以内にある養豚場も監視対象とした。ヒトが問題の豚を食べても新型インフルエンザに感染する恐れはないという。

 行政院衛生署の郭旭崧・疾病管制局長は「豚から発見された新型インフルエンザウイルスはヒトのウイルスと同一で、突然変異は発見されていない。消費者は豚肉を加熱調理して食べれば問題はない」としている。

 ヒトから豚への新型インフルエンザ感染例は、カナダ、英国、日本、米国など9カ国で報告されている。