ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

10月CPI、過去39年で3番目の下落幅【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年11月6日_記事番号:T00019046

10月CPI、過去39年で3番目の下落幅【図】

 
 行政院主計処が5日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は105.92ポイント(2006年を基準値=100とする)で、年上昇率はマイナス1.84%と、過去39年間で3番目の下落幅となった。一方、10月の卸売物価指数(WPI)は103.88ポイントで、前年比6.23%の下落と、下落幅は過去11カ月で最小だった。6日付工商時報などが伝えた。
T000190461

 
 1~10月のCPIは前年同期比0.85%下落で、今年通年の下落幅は過去最大になると予想される。

 主計処はCPIの大幅下落の原因について、比較対象の昨年の数値が高かったことを挙げている。昨年10月は過去最高の107.91ポイントで、通年上昇率は3.5%だった。このため、現在下落幅が大きいもののデフレは起きていないとした。

 また、農業、工業用の原材料価格の値上がりによるコスト上昇がCPIに反映されない理由については、消費力減退を受けて企業が商品の値下げを行っていることを挙げた。レストラン、ファストフードなどの外食産業では4カ月連続で価格が下落しており、10月に記録した前年同月比1.22%の価格下落率は、1994年以降で最大だったと指摘した。