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中科4期二林基地計画、内政部の審査延期に


ニュース その他分野 作成日:2009年11月6日_記事番号:T00019047

中科4期二林基地計画、内政部の審査延期に

 
 先月末にようやく環境影響評価の審査を通過した中部科学工業園区(中科)第4期基地(彰化県二林鎮)計画について、内政部営建署の区域計画委員会よる審査が5日に予定されていたが、農漁業従事者や環境保護団体の強い抗議を考慮して延期された。これにより、中科管理局が今月末に予定していた着工も中止を迫られることになり、友達光電(AUO)の第11世代液晶パネル工場(来年第3四半期着工予定)計画にまたもや暗雲がたれ込めてきた。6日付経済日報などが報じた。
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彰化県から多数の農漁業従事者が抗議に集まった(5日=中央社)
 
 区域計画委員会による5日の審査には、農漁業従事者や環境保護団体が抗議に訪れ、「二林園区開発で2万6,000件の就業機会創出が見込める一方、10万人を超える農漁業従事者の生活が犠牲になる」と訴えた。また、一部の地主には二林園区の用地買収価格が低過ぎるとの不満があるという。

 一方で、卓伯源・彰化県長も審査の場を訪れ、「科学園区の設置で、人口流出や高齢化といった農業県が抱える問題の軽減と産業発展をともに図れる」と早期の審査通過を訴えた。