６日付経済日報によると、中国鋼鉄（ＣＳＣ）の第４四半期受注は、中国を含む輸出向け受注の好調を背景に、ほぼ予想通りの220万トンと満杯状態となっているもようだ。同社は通年の利益目標100億台湾元（約280億円）に向かって順調に業績を伸ばすとみられる。
鉄鋼商社によると、同社の12月熱延製品価格は１トン当たり540～560米ドルだが、日本円で清算される日本向けＦＯＢ（本船渡し条件）価格は円高の影響で600米ドルに達しているとされ、同社利益への貢献が見込まれる。
このほか、中国向けＣＦＲ（運賃込み条件）価格は１トン540～560米ドルと台湾市場向けと同程度だが、同市場の相場はここ数週間で同１トン100～200人民元（約1,325～2,650円）上昇しており、当面は安定して推移するとみられる。
