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PNDメーカーに不安材料、グーグル参入と価格競争激化


ニュース 電子 作成日:2009年11月6日_記事番号:T00019060

PNDメーカーに不安材料、グーグル参入と価格競争激化

 ポータブル・ナビゲーション・デバイス(PND)メーカーは、先ごろ米グーグルが携帯電話用OS(基本ソフト)「アンドロイド2.0」搭載のスマートフォン上でナビゲーションサービスを無料提供すると発表したことに加え、最近、価格競争が激化して平均販売単価(ASP)が第3四半期に比べ25~30%下落していることで業績への懸念が高まっている。6日付電子時報が報じた。

 グーグルがアンドロイド向けに発表したアプリケーション「Google Maps Navigation」では今後、音声ナビゲーション、3D映像、自動ルート設定などのサービスが提供され、PNDにとって脅威となる見込みだ。

 また最近、PNDの新製品が相次いで発売され、第4四半期の需要は前期比4~5割増加すると予想されているが、販促機種ではブランドメーカーが69米ドル、ノーブランドが49米ドルといった低価格で販売する可能性もあり、PNDメーカーの利益獲得能力の大幅な低下が懸念される。

 ただ業界関係者は、「携帯電話へのナビケーション機能の搭載は、普及率の低いPNDにとって市場拡大に貢献する」とマイナス効果ばかりではないと指摘した。