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DRAM供給不足が深刻、力晶からPCメーカーが直接調達


ニュース 電子 作成日:2009年11月6日_記事番号:T00019065

DRAM供給不足が深刻、力晶からPCメーカーが直接調達

 
 6日付電子時報によると、DRAM大手の力晶半導体(PSC)はこれまでモジュールメーカー向けにのみ供給してきたeTTチップで、初めてパソコンOEM(相手先ブランドによる生産)メーカーから受注を獲得したもようだ。OEM業界でDRAMの深刻な供給不足が続いていることが背景となっている。

 力晶はDRAMのスポット市場を主力とし、簡易検査のみ行ったeTTチップをモジュールメーカーに供給、モジュールメーカーが良品を選定した上で、付加価値を付けてPCメーカーに販売していた。

 PCメーカーはこれまで、完全な検査を終えていないチップを調達することはほとんどなかったが、供給不足の深刻化でこの原則が崩れているようだ。力晶にはさらに台湾または米国の大手ブランドからの受注観測も出ており、今後、契約市場での商機も期待できそうだ。

 力晶の譚仲民副総経理は「PCメーカーは検査基準が非常に厳しい」と語ったのみで、受注についてはコメントできないとした。