ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

60年で双子30組、不思議な井戸水がある村


ニュース 社会 作成日:2009年11月9日_記事番号:T00019072

60年で双子30組、不思議な井戸水がある村

 
 新竹県宝山郷の宝山村は、別名「双子村」と呼ばれるほど双子が多い。人口約1,000人、200世帯余りの小さな村だが、ここ60年間になんと30組余りもの双子が誕生している。

 一般に、双子が生まれるのは遺伝的要素によるケースが多いとされる。しかし、宝山村では特定の家系に双子が集中しているわけではなく、遺伝的要因ではないようだ。

 宝山村の双子の秘密は「井戸水」にあるといわれる。同村は客雅渓の上流に位置し、その汚染されていない特殊な水質が、双子を作り出すとされているのだ。

 実際、村人だけでなく、外部からこの村に移り住んだ人も、村の井戸水を飲むようになって双子ができている。

 新竹県北埔郷出身の陳淑華さんは、宝山村の託児所に勤務するようになって2年後、双子を妊娠・出産した。「まさか自分が双子を産むなんて」と驚いたいう彼女は、この20年間に自分の子どもを含む8組の双子を担当したという。

 また、人事異動で宝山村の楓橋派出所へやってきた警察官の葉賢良さんと趙振東さんはそれぞれ双子を、王宜強さんは3つ子を授かった。

 井戸は6年前、道路拡張工事に伴って埋められた。すると村では双子が生まれなくなった。やはり、双子と井戸水の間には何か不思議な関係があったようだ。

 そこで宝山村では再びこの井戸を掘り起こし、「双胞胎井(双子の井戸)」と名付けた。井戸のそばには、二体のかわいい赤ん坊の石像と、「宝山双子井戸の伝説」と題する詩の石碑も建てた。

 7日に行われた井戸の再開を祝う式典には、最高齢は50歳の兄弟から最年少は1歳の姉妹まで12組の双子が参加。田煥禎村長は「双子が欲しいカップルは、宝山へロングステイにいらっしゃい」と呼び掛けた。信じるかどうかはあなた次第だ。