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作成日：2009年11月9日_記事番号：T00019090
クアンタとコンパル、来年春節中もライン稼動
ノートパソコン受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）は、受注好調のため来年春節（旧正月）も生産ラインを稼動する。受動部品メーカーによると、同業の仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）も同期間、通常通り稼動させることを決めたもようだ。８日付経済日報が伝えた。
クアンタによると、今年の春節は、金融危機の影響を受けた在庫調整などのため、一部ラインを停止させたが、来年は例年通り稼動させる方針だ。
コンパルの陳瑞聡総経理も来年第１四半期の見通しについて、「例年同期業績は前期比20％減となるが、今年は同10～15％減にとどまり過去最高となる」と好調を予想している。
クアンタとコンパルがいち早く春節中の稼働を決めたことについて受動部品業者は、中国では毎年春節休暇後に従業員がそのまま辞めてしまうケースが多いが、現在、中国沿海地域での深刻な人手不足が出荷に影響を及ぼす中、来年の春節は休暇にせず、さらに休日出勤手当を支給することで引き止めを図りたい考えもあると指摘した。
