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日韓パネルメーカーの中国進出計画、奇美電董事長が危機感


ニュース 電子 作成日:2009年11月9日_記事番号:T00019094

日韓パネルメーカーの中国進出計画、奇美電董事長が危機感


 液晶パネル大手、奇美電子(CMO)の廖錦祥董事長は7日、日本や韓国のパネルメーカーが中国工場建設の準備を積極化していることに関し「技術や顧客、規模の点で優位に立つ日韓メーカーに先を越された場合、台湾パネル業界は大きなダメージを受ける」との懸念を示し、パネル前工程の中国投資の早期開放を望む姿勢を改めて表明した。8日付経済日報が伝えた。

 中国地場パネルメーカーが相次いで第8.5世代工場に着工し、来年から稼動すると伝えられるが、廖董事長は「実際に操業を開始するメーカーはそれほど多くない」との見方を示した。一方で、LGエレクトロニクスやサムスン電子の中国工場建設による台湾メーカーへの悪影響に対し、危機感を募らせているもようだ。

 市場調査会社ウィッツビュー・テクノロジーは、韓国メーカーが台湾より先に中国工場を設置した場合、台湾メーカーは同国での工場設置について、より有利な条件を得ることも難しくなるとの予測を示した。