ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

江蘇省調達代表団、液晶パネル大手と接触へ


ニュース 電子 作成日:2009年11月9日_記事番号:T00019099

江蘇省調達代表団、液晶パネル大手と接触へ

 
 中国江蘇省の梁保華・共産党委員会書記が率いる調達代表団が9日台湾入りし、液晶パネル大手の友達光電(AUO)と奇美電子(CMO)を訪問する。江蘇省サイドは両社を提携対象の筆頭候補に挙げ、台湾の技術と中国の資本を組み合わせた提携形態を模索する。9日付経済日報が伝えた。

 江蘇省は中国に進出した台湾企業が集中していることで知られる。今回の訪台では、両社をはじめ、台塑集団(台湾プラスチックグループ)、鴻海科技集団(フォックスコン)なども訪問し、誘致攻勢をかける構えだ。

 業界関係者は「液晶パネル工場を中国に設ける上で、資金や市場は問題ではなく、法的な問題だけが残されている」と述べ、今回の訪問をきっかけに液晶パネル産業の対中投資解禁時期をめぐる議論が活発化しそうだ。

 AUOの彭双浪副総経理は「華東地区は液晶パネル前工程の工場設置先として最適だ。産業全体にもたらす利益は極めて大きい」と投資に前向きの姿勢を示した。