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台湾とシンガポール、FTA交渉再開か


ニュース その他分野 作成日:2009年11月10日_記事番号:T00019105

台湾とシンガポール、FTA交渉再開か

 
 台湾が中国と両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の締結交渉が進む中、台湾とシンガポールによる自由貿易協定(FTA)の締結交渉が再開される可能性が指摘されている。10日付経済日報が伝えた。

 台湾側当局者は「中台がECFAに調印すれば、シンガポールとのFTA交渉にも自ずと道が開けるのではないか」と語った。ただ、台湾の史亜平駐シンガポール代表は「努力しているところだ」と述べるにとどまった。

 台湾とシンガポールのFTA交渉は、自由貿易区の名称で合意できず、中断したままとなっている。台湾としては、中国と東南アジアの自由貿易区域が発足するのに伴い、シンガポールなど東南アジア各国とのFTA締結を急ぎたい構えで、中国とのECFA締結を機に交渉が加速する可能性が出てきた。

 シンガポールでは9日からアジア太平洋経済協力会議(APEC)の閣僚・首脳会議など一連の会議が事実上開幕した。会議には連戦・元副総統が馬英九総統の特使として出席し、14日に中国の胡錦濤国家主席との会談を予定している。

 このほか、施顔祥経済部長、毛治国交通部長などが既にシンガポール入りしており、中国側とECFA締結問題で非公式に接触する可能性もある。