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台プラ主要4社の設備投資額、来年は過去10年で最低も【図】


ニュース 石油・化学 作成日:2009年11月10日_記事番号:T00019117

台プラ主要4社の設備投資額、来年は過去10年で最低も【図】

 
 10日付蘋果日報によると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の主要4社による来年の設備投資額は、第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮)第5期拡張計画の環境影響評価(環境アセスメント)が依然審査を通過していないことなどから、今年を下回る150億台湾元(約417億円)以下となり、過去10年で最低となる可能性が指摘されている。
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 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)主管は来年の設備投資額について、総投資額7,600億元以上となる六軽5期とベトナム製鉄所建設の2項目の計画で来年に着工できなければ、金融危機の影響で設備投資が抑えられた今年を下回ることもあり得ると語った。台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の設備投資は今年80億元程度だが、六軽5期に着工できない場合、来年は半減、2011年には史上最低の30億元以下にまで落ち込む可能性もあるという。

 台プラ主管は、「六軽5期計画が進まないとうことは、将来の成長への投資ができないことを意味する」と懸念を示した。