ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国に逃亡の元立法委員、マカオで拘束


ニュース 政治 作成日:2007年8月6日_記事番号:T00001913

中国に逃亡の元立法委員、マカオで拘束

 
 広三集団傘下の食品会社、順大裕を舞台とする会社資金着服事件で、曽正仁・広三集団会長と共謀して92億台湾元(330億円)を不正流用したとして有罪判決を受けた国民党籍の張文儀元立法委員(59)がマカオで拘束され、身柄が5日に台湾側に引き渡された。身柄は台中地検に送られ、直ちに収監された。6日付自由時報が伝えた。

 張元立法委員は順大裕の元董事長で、2004年に懲役1年の有罪判決が確定しているが、判決前に中国に逃亡したため、法務部調査局に指名手配されていた。

 曽会長と張元立法委員は1998年に順大裕の転換社債発行で調達した資金を不正流用し、順大裕株の株価をつり上げ、不当利益を得たとして、証券取引法違反で有罪判決を受けていた。

 張元立法委員は中国に潜伏中、上海でプラスチック、製靴などの事業に投資し、工場6カ所を保有していたという。

 張元立法委員は4日にすでに無効扱いとなっていた中華民国旅券で上海からマカオに入境しようとした際、マカオの入管当局に拘束され、不文律の司法協力ルートを通じ、台湾側に身柄が引き渡された。