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高鉄の役員過半数が政府系に、経営再建が始動


ニュース 運輸 作成日:2009年11月11日_記事番号:T00019136

高鉄の役員過半数が政府系に、経営再建が始動

 
 台湾高速鉄路(台湾高鉄)は10日臨時株主総会を開き、新たに政府系董事9人を選出した。これにより役員15人の過半数を政府系董事が占め、政府主導による経営再建が本格的にスタートする。11日付経済日報などが伝えた。

 政府系董事9人のうち、中国鋼鉄から1人、行政院国家開発基金管理委員会から2人が新たに選出された。任期は3年。また欧晋徳董事長の続投も決定した。

 高鉄に対する新たな協調融資(シンジケートローン)の利率について欧進徳董事長は、年平均1.8%以下になると明らかにした。従来の利率は2.6%で今後8年で200億台湾元(約553億円)以上の金利負担が軽減されることになる。


 金利負担の軽減後、1日当たりの平均乗客数が延べ14万5,000人に達すれば収支均衡を達成できるという。現在の平均乗客数は平日は延べ9万人、週末は延べ10万人で毎月2億~3億元の損失が発生している。来年末までに1日当たり延べ12万人を目指すとしている。