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中台金融覚書、手続き簡素化で来週にも締結


ニュース 金融 作成日:2009年11月11日_記事番号:T00019142

中台金融覚書、手続き簡素化で来週にも締結

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳冲主任委員は10日、中台間の金融監督に関する覚書(MOU)について、正式な調印手続きによらず、実務担当者の相互往来で文書を交換する形により締結することで中国側と合意したことを明らかにした。これにより、同覚書は早ければ来週にも締結される運びとなった。11日付工商時報などが伝えた。

 呉敦義行政院長も、調印場所をめぐる調整を避けるため、文書交換方式による覚書締結に支持を表明しており、台湾側では金管会が覚書の内容や外資系銀行管理規定の改正を来週初めまでに立法院に報告し、与野党から反対意見が示されなければ、締結準備が整う。

 外資系銀行管理規定の改正は、中国の金融機関による台湾進出に備えたもので、中国の金融機関を外国金融機関に準じる扱いとすることが柱だ。ただ、覚書締結当初は台湾への支店、駐在員事務所の開設のみを認め、台湾の金融機関への出資に関しては別途法整備を行う方針だ。