鴻海精密工業が10日発表した10月売上高は、前月比8.49％増、前年同月比4.28％減で過去２番目の1,621億台湾元（約4,480億円）を記録した。11日付経済日報などが伝えた。
同社の丁祈安副総経理（広報担当）は、10月は電子業界のハイシーズンで、３Ｃ（コンピュータ、通信、家電）製品の需要が好調だったと指摘。特にパソコンとコンシューマ電子製品の需要が急速に増加したと好業績の理由を説明した。
証券会社からは、鴻海は11月か12月に単月の過去最高売上高を記録し、通年売上高がプラス成長に転じる可能性があるという分析が示されている。
なお、同社の１～10月売上高は前年同期比6.24％減の１兆1,400億元だった。
