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作成日：2009年11月12日_記事番号：T00019172
プリマスの南山人寿買収融資、銀行団が保留
香港の投資会社プリマス・フィナンシャル・ホールディングスが生保大手の南山人寿保険を買収するため、市中銀行に７億米ドルの融資を申し入れているが、銀行団は11日までに、不確実な要素が多過ぎるとして、融資を保留することを決めた。12日付経済日報が伝えた。
銀行団関係者は「保険外交員による公積金返還要求に加え、プリマスに対する資格審査が経済部投資審議委員会や行政院金融監督管理委員会（金管会）を通過していない状態で、銀行団は融資案件の見直しが必要だとの認識に達した」と説明した。
プリマスは南山人寿買収に必要な21億5,000万米ドルの３分の１に相当する７億米ドルを銀行融資で調達する構えで、株式を担保に5.27％前後の高金利での借り入れを希望している。銀行業界は高金利の融資条件を受け、融資実施を前向きに検討したが、少なくとも金管会の投資認可が下りるまでは融資を見合わせることにした。
一方、プリマスは12日にも投資審議委に対し、南山人寿の買収を正式に申請するもようだ。株主に中国資本が含まれていないかなどが審査の焦点となる。
