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ガソリン価格に上限設定、立法院経済委で決議


ニュース 石油・化学 作成日:2009年11月12日_記事番号:T00019180

ガソリン価格に上限設定、立法院経済委で決議

 
 立法院経済委員会は11日、燃料価格高騰を受け、ガソリンとディーゼル油の価格に上限を設けることを与野党一致で決議し、経済部に措置を求めた。12日付自由時報が伝えた。

 決議はガソリン(オクタン価95無鉛)が1リットル当たり32.5台湾元(約90円)、ディーゼル油(スーパー)が同28元に達した段階で、値上げを凍結する内容だ。現在の価格はガソリンが同30.8元、ディーゼル油が27.6元となっている。このほか、天然ガスについても、立法院の外交委員会と国防委員会が値上げ凍結を求めている。

 決議に対し経済部は、「原油価格に連動する価格決定システムの見直しを進める。今年4月の全国エネルギー会議で、石油価格と電力価格の合理化に関する共通認識が出来上がっており、今後も見直し方式をめぐる調整を進める」とした。

 台湾中油は「政策決定に従うことになる」とした上で、昨年の原油高騰時と同様の価格凍結措置を取る可能性について、「原油価格が再び1バレル100ドル以上に高騰するかを見極めたい。現時点で自主的に値上げ凍結を検討することは考えていない」と説明した。