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作成日：2009年11月12日_記事番号：T00019183
富士通の電子ブック事業、台湾企業と共同で中国市場進出も
台湾富士通の武田春仁董事長は11日、電子ブック分野で台湾のデジタルコンテンツ、出版、ハードウエアの各業者を垂直統合し、日台共同で中国市場を開拓したいという考えを語った。12日付工商時報が伝えた。
武田董事長によると、同社は電子ブック産業の各分野において台湾企業への業務委託について検討を進めており、「最終的に提携対象を端末製品のみからコンテンツや出版までの広い分野に拡大した上で、中国をはじめとする国際市場に進出したい」と語った。
なお富士通をはじめ、中華電信、経済部、日本の経済産業省など日台双方の政府・産業界が12日に共同で開催した「第１回日台ＩＴビジネス対話会議」では、▽電子商取引のメカニズム制定▽デジタルコンテンツ▽グリーンＩＴ（環境に優しい情報技術）──の３分野に関するプロジェクトチームを立ち上げることで合意に達した。来年東京で開催予定の第２回会議までに日台ＩＴ企業間の提携関係構築を目指す。
