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携帯設計の景発科技、年内に業務終了


ニュース 電子 作成日:2009年11月12日_記事番号:T00019184

携帯設計の景発科技、年内に業務終了

 
 12日付工商時報によると、IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)系列で、携帯電話端末の設計を手掛ける景発科技は、資金難により12月で業務を終了する。メディアテック、および昨年に増資を引き受けた鴻海精密工業も追加出資を行う意思はなく、運転資金が底をついたもようだ。景発科技の開発エンジニアは、華碩電脳(ASUS)傘下の受託製造メーカー、和碩聯合科技(ペガトロン)が引き受ける意向を表明しているという。

 同社は2007年、メディアテックが明基電通(BenQ)や広達電脳(クアンタ・コンピュータ)などの研究開発(R&D)人材を集め、景泰通訊の社名で設立した。当初は携帯電話受託生産の華冠通訊(アリマ・コミュニケーションズ)を通じ、間接的にLGエレクトロニクスからの受注を獲得したことで注目を集めた。

 ただ、その後スマートフォン開発に2億~3億台湾元(約5億6,000万~8億3,000万円)を投入する一方で、有望視されていたLGの直接受注を獲得することができず、出資企業の後ろ盾も失ったことで業務終了に追い込まれた。