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MRT文湖線、故障回数が1日平均30回


ニュース 運輸 作成日:2009年11月13日_記事番号:T00019201

MRT文湖線、故障回数が1日平均30回

 
 台北市の都市交通システム(MRT)文湖線(旧内湖・木柵線)でトラブルが相次いでいる問題で、今年4月以降、故障件数が修理依頼書類の件数ベースで6,181件、1日平均にして30件に達していることが12日までに明らかになった。修理個所は多い順に▽車両本体▽通信▽信号▽電力供給▽線路▽ホームのスクリーンドア──となった。中には予備部品不足のため、新規導入車両を解体して故障修理に充てるなど、理解不能な対応もあったことが判明した。13日付自由時報が伝えた。
 
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市議らは「700億元もの公費を投じて欠陥品を購入させられた。計画自体に問題があった」と批判した(12日=中央社)
 
 このほか、李文英台北市議(民進党)らが監察院への陳情で明らかにしたところによると、文湖線の内湖区間開通後の4カ月で、40分以上の運転中断が6回、5分以上の遅れが40回、ダイヤの遅れは108回あった。

 トラブルのうち、7月に起きた人為ミスによる車両破損事故では、壊れたガラスの予備部品がなく、新規導入車両を解体して、故障車両の修理に充てていたケースがあった。台北市捷運工程局は「やむを得ない措置だった」と説明した。