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MSCI指数、台湾の組み入れ比率引き下げ


ニュース 金融 作成日:2009年11月13日_記事番号:T00019202

MSCI指数、台湾の組み入れ比率引き下げ

 
 株価指数を開発・算出するモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)が12日に発表した定例の指数構成銘柄の見直しで、MSCIアジア太平洋株指数(日本を除く)の台湾株組み入れ比率が0.25ポイント引き下げられた。13日付経済日報が伝えた。

 UBS証券は「中国の組み入れ比率が最も引き上げられた一方、台湾株は組み入れ比率の引き下げ幅が最も大きかった」とし、同指数を投資指標とするファンド筋などが2億2,900米ドルの資金を台湾から引き揚げるとの試算を示した。

 一方、JPモルガン・アセット・マネジメント系の摩根富林明投信の劉念華・新興市場産品経理は「組み入れ比率が引き下げられても、世界のアクティブファンドが重視するのは指数ではない。個別銘柄は今後も外資の人気を集める」と指摘した。

 外資筋の間では、台湾株の組み入れ比率が引き上げられるとみられていただけに、今回の引き下げ決定は意外視されている。ただ、台湾株式市場では12日も外資が59億台湾元(約160億円)の買い越しを記録した。