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中台間の銀行出資、当面は解禁見送り


ニュース 金融 作成日:2009年11月13日_記事番号:T00019204

中台間の銀行出資、当面は解禁見送り

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳冲主任委員は12日、中台間で金融監督に関する覚書(MOU)が締結されても、当面は中台間で銀行への出資を原則的に認めない方針を明らかにした。13日付工商時報が伝えた。

 陳主任委員は、今後の中台金融交流について、▽台湾の銀行に対し中国の銀行への出資を見合わせるように指導する▽中台間での支店開設数の比率は2対7とし、台湾の銀行が中国に支店7カ所を開設すれば、中国の銀行に台湾で支店2カ所の開設を認める▽中国の銀行による台湾元建て融資業務参入を台湾の銀行による人民元建て業務参入に先立ち開放しない──という3点を挙げた。

 陳主任委員は「両岸(中台)が両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に調印しても、必ずしも中国の銀行による台湾の銀行への出資は開放しない」と述べた。また、中国の銀行に出資を希望する台湾の銀行があった場合には、「理性的な意思疎通を行う」(陳主任委員)ことで、当面出資を見合わせるよう求めるとした。