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LDPE価格が急上昇、台湾メーカーに恩恵


ニュース 石油・化学 作成日:2009年11月13日_記事番号:T00019210

LDPE価格が急上昇、台湾メーカーに恩恵

 
 13日付経済日報によると、低密度ポリエチレン(LDPE)および直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)のスポット価格が、中国・燕京石化の生産ラインでトラブルが発生していること、さらに農業用フィルム用途の需要が季節要因で高まっていることで急上昇している。台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)や台聚集団(USIグループ)、亜洲聚合(アジア・ポリマー)などの台湾企業に恩恵をもたらすものとみられる。

 燕京石化の顧客によると、同社が保有するLDPE生産ラインは年産20万トン1本と、同6万トン2本。そのうち20万トンラインで先週から運転の不調が続き、この2日間は稼働を停止しているとみられ、生産量に大きな影響が出ているもようだ。

 台聚幹部によると、輸出オファー価格はLDPEで1トン当たり3.7%上昇して1,400米ドルに、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)で2.8%上昇して同1,280米ドルに達しているという。

 証券会社によると、価格上昇により11月後半だけで、台塑は1,260万台湾元(約3,515万円)、台聚は385万元の増益が見込めるもようだ。