ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

韓国メーカーの液晶パネル生産能力、台湾勢へのリード拡大


ニュース 電子 作成日:2009年11月13日_記事番号:T00019216

韓国メーカーの液晶パネル生産能力、台湾勢へのリード拡大

 
 13日付電子時報は、来年の液晶パネル市場で好調な需要が予測される中、全世界の生産能力(面積ベース)のうち、韓国メーカーの比率が5割に迫る一方、台湾勢は4割前後にとどまり、その差が拡大するという予想を示した。今年、サムスン電子とLGディスプレイ(LGD)の2社が生産能力拡充を継続している一方、台湾メーカーは昨年来の景気低迷を受けて設備投資を縮小し、小幅な拡充にとどまっていることが要因だ。

 同紙予測によると、2010年の四半期ごとの世界の液晶パネル生産能力比重は、韓国メーカーが49.2%、49.0%、49.2%、49.8%と推移し、台湾メーカーは40.9%、40.8%、40.6%、39.9%となる見込みだ。

 また世界の液晶パネル生産能力成長率は、過去2年間約30%を維持してきたが、来年は20%以下にとどまる見通しだ。

 台湾では来年、友達光電(AUO)の8.5世代第2工場で下半期に量産開始が予定され、奇美電子(CMO)の8.5世代工場も下半期に月産能力を3万枚(ガラス基板投入枚数)に引き上げる。また、群創光電(イノルックス・ディスプレイ)の6世代工場の月産能力は今年第3四半期の平均2万枚から来年は6万枚まで向上する見通しだ。