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日亜化学がTV市場で積極展開、台湾メーカーへの脅威増大


ニュース 電子 作成日:2009年11月13日_記事番号:T00019217

日亜化学がTV市場で積極展開、台湾メーカーへの脅威増大

 
 発光ダイオード(LED)業界最大手の日亜化学工業(本社・徳島県阿南市、小川英二社長)の田崎登副社長は先ごろ、「2010年は液晶テレビ市場でLED需要が激増する」と発言しており、同社は今後、テレビ用LEDバックライト市場での展開を積極化するとみられている。業界をリードする特許および技術を備える同社が大幅な値下げを行えば、まず最初に影響を受けるのは台湾のLEDメーカーで、業界は神経を尖らせている。13日付電子時報が報じた。

 日亜化学は以前、ノートパソコンへのLEDバックライト採用が拡大した際、大幅な値下げ戦略を採り、高品質な製品で一気にシェアを広げたが、台湾メーカーには抵抗するすべがなかった。

 日亜化学は大型液晶パネル向け市場で着実に展開を拡大しているとみられ、既に第3四半期から日系テレビブランド向けにLED供給を開始しているほか、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下で液晶モニター向けに同社からLEDチップを調達する群創光電(イノルックス・ディスプレイ)も、調達量を拡大したとされる。