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奇美電にまたも合併観測、鴻海とAUOが狙う?【表】


ニュース 電子 作成日:2009年11月13日_記事番号:T00019220

奇美電にまたも合併観測、鴻海とAUOが狙う?【表】

 
 これまでも何度か浮上していた、奇美電子(CMO)が合併されるとの観測が改めて市場で持ち上がっている。今回は、ソニーとの戦略提携を結んだ後、液晶テレビ用パネル事業を拡大し、同業最大手の友達光電(AUO)に挑戦したいとの思惑を持つ鴻海科技集団(フォックスコン)と、これまで長期にわたって最大手の座を争ってきた奇美電を抱き込む戦略に転じたAUOが、奇美電との提携または合併を狙っているというものだ。13日付工商時報などが報じた。
 
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 観測に対し奇美電は12日、「ほぼ2カ月に1度、合併のうわさが流れるが全くそのようなことはない」と完全否定した。

 液晶パネル業者は、鴻海は傘下のパネルメーカー、群創光電(イノルックス・ディスプレイ)で生産能力の増強を急ぐ一方で、奇美電、中華映管(CPT)、瀚宇彩晶(ハンスター)を合併すれば、一気にパネル最大手の座に就けると指摘した。またAUOは最近、約10年間維持してきた最大手の座を守り続けられるかどうかに不安を感じているという。

 観測では、鴻海の郭台銘董事長およびAUOの李焜耀董事長自らが交渉に乗り出したとされる。