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中国「山寨機」携帯に罰金も、メディアテックに影響か【図】


ニュース 電子 作成日:2009年11月13日_記事番号:T00019221

中国「山寨機」携帯に罰金も、メディアテックに影響か【図】

 
 13日付経済日報が外電の報道を基に伝えたところによると、欧州で10月から「国際移動体装置識別番号(端末識別番号、IMEI)」を持たない携帯電話端末に対し、携帯電話の世界的な業界団体、GSMAから権限を受けた中立組織、The European Equipment Type Certification Center(EETCC)により1機種当たり2,000米ドルの罰金が課されることになったもようだ。これを受け、中国のノーブランド携帯電話(通称山寨機)向けのチップを多く手掛けている聯発科技(メディアテック)の業績が悪影響を受けるとの指摘が出ている。
 
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 これに対しメディアテック幹部は「当社が売っているのは部品であり、顧客の製品が合法かどうかまで把握できない」とコメントした。同社によると、チップの一部は商社からメーカーに販売されるため、顧客を特定できないものもあるという。

 中国メーカーによるIMEIの申請は、1機種当たり200米ドルが必要となっている。アナリストによると、インドやパキスタン、中東などでもIMEIを持たない機種の取り締まりを進めており、輸出が3割落ち込んだ中国メーカーもあるという。