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馬総統の人気低下か、選挙写真から姿消す


ニュース 政治 作成日:2009年11月16日_記事番号:T00019226

馬総統の人気低下か、選挙写真から姿消す

 
 12月5日に投票が行われる県市長選挙で、国民党の各候補者のポスターから馬英九総統の姿が消えている。多くの候補者が馬氏と一緒に撮影した写真を使った4年前の同選挙とは大きな様変わりで、 野党・民進党寄りの自由時報は16日付で「馬総統の人気は谷底まで転落した」と報じた。

 ある国民党の候補者は「馬総統の威光は台風8号(アジア名・モーラコット)の水害で地に落ちた。応援に来てもらうとかえって票が減る」と率直に語る。

 台風8号で大規模な洪水被害がでた屏東県では、馬総統に関連したパンフレットなどはまったく見られない。南投県長選の同党公認候補、李朝卿氏は、南投県出身という理由で馬総統ではなく呉敦義行政院長と一緒に撮影した写真を使っている。

 こうした状況について自由時報は、「中国に過度に依存した経済政策により南部で民心が離れた。さらに台風8号、米国産牛肉の開放問題への対応不手際が決定打になった」と指摘した。 

 一方、国民党陣営の関係者は「『馬英九旋風』がやんだのは、総統に就任して露出度が増えて新鮮味が薄れてしまったためだ。依然多くの人が馬総統を強く支持している」と弁明した。