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ECFA、「台澎金馬」名義での締結主張へ


ニュース その他分野 作成日:2009年11月16日_記事番号:T00019228

ECFA、「台澎金馬」名義での締結主張へ

 
 行政院大陸委員会の高長副主任委員は13日、中台間の両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結交渉で障害として残っている文書上の名義について、世界貿易機関(WTO)のケースにならい、「台澎金馬個別関税領域」を主張していく考えを明らかにした。14日付工商時報が伝えた。
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13日高雄市で開かれたECFAフォーラムに出席した高長陸委会副主委(右)は「ECFAは家を建てるようなもの。先に大きさ、後で中身を決める」と発言した(13日=中央社)
 
 ECFAの締結名義を巡っては、香港と中国本土による経済貿易緊密化協定(CEPA)と同格で締結された場合、台湾の「国格」を失うとの反発があり、調整が難航していた。

 一方、経済部の梁国新政務次長(次官)は13日、ECFAの正式交渉が第4回民間トップ会談(江陳会)の後で開始されるとの見通しを示した。形式と日程については、双方の調整を経て決定するとした。

 梁次長はまた、焦点となっているアーリー・ハーベスト(関税の早期引き下げ措置)の対象品目リストに関しては、正式交渉に入る前の段階では変動があり得るとの見方を示した。

 一方、シンガポールでアジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議に出席した施顔祥経済部長は、ECFAの正式交渉が来年1月に開始できるとした。