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台南県では水田が重金属汚染、クロム検出


ニュース 農林水産 作成日:2009年11月16日_記事番号:T00019230

台南県では水田が重金属汚染、クロム検出

 
 台南県後壁郷で、土木業者が水田近くに放置した金属精錬くずから重金属が地中に浸透し、水田の土壌から基準値を超えるクロムが検出されていたことが15日までに分かった。高雄県でも金属精錬くずによるダイオキシン汚染が明らかになったばかりで、相次ぐ土壌汚染が波紋を広げている。16日付中国時報が伝えた。

 問題となっているのは、業者が3年前に設置した金属精錬くずの回収リサイクル工場で、重金属を含む精錬くずが野ざらしで保管されており、雨で流されて土壌を汚染していた。周辺農民は同工場を「ごみ処理場」だと思い、気にかけていなかったが、今年8月の台風被害で周辺の水稲が全滅したことから、汚染の疑いが浮上した。このため、地元当局が環境保護局に検査を依頼したところ、土壌から基準値(205ppm)を大幅に上回る650ppmのクロムが検出された。

 クロムに汚染された米が市中に流通したかどうかについて、環境当局は現時点では分からないとしている。