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DRAM再生プラン、経済部は続行表明


ニュース 電子 作成日:2009年11月16日_記事番号:T00019245

DRAM再生プラン、経済部は続行表明

 
 杜紫軍・経済部工業局長は15日、DRAM産業は核心技術を確保できていないという根本的な問題を抱えており、景気が低迷すれば再度苦境に陥ると指摘し、今後も引き続きDRAMメーカーへの資金支援計画「DRAM産業再生プラン」を推進すると表明した。今月中に立法院経済委員会に報告を行い、同意取り付けを目指す。同プランをめぐっては、経済委員会が先週、DRAM産業再生を目的に設立された台湾創新記憶体(TIMC)への政府出資を不適切と判断し、推進停止を要求する決議を行っている。16日付経済日報が報じた。

 杜工業局長は、現在はDRAM価格が回復したことで、産業全体の財務に対する大きな圧力はなくなったとはいえ、韓国メーカーに対抗するには、日米と提携して技術力を確保し国際競争力を高める必要があると訴えた。

 杜局長はまた、DRAM産業全体の銀行負債は2,800億台湾元(約7,800億円)に上り、再度不景気に陥って金融情勢が悪化すれば、他のハイテク産業にも影響が出る恐れがあると語った。