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鴻海のLED事業、奇美電合併で垂直統合進展か【表】


ニュース 電子 作成日:2009年11月16日_記事番号:T00019248

鴻海のLED事業、奇美電合併で垂直統合進展か【表】

 
 群創光電(イノルックス・ディスプレイ)による奇美電子(CMO)合併後、鴻海科技集団(フォックスコン)の次のターゲットは発光ダイオード(LED)産業との見方が出ている。16日付経済日報が伝えた。
 
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 業界関係者によると、パネル用バックライトへのLED採用が既に大きな趨勢(すうせい)となる中、奇美電のLED投資は同業大手に比べて後れを取っている。このため鴻海は、エピタキシャルウエハー・チップ最大手、晶元光電(エピスター)への出資なども視野に入れ垂直統合を進める考えとみられる。また、エピスターと提携関係にある豊田合成(本社・愛知県、若山甫社長)買収の可能性も指摘されている。

 奇美集団はLED分野で、チップの奇力光電科技(チーメイ・ライティング・テクノロジー)とパッケージング(封止)の啓耀光電を傘下に持ち、エピウエハーおよびチップの璨円光電(フォルモサ・エピタキシー)と封止の東貝光電科技(ユニティ・オプト・テクノロジー)にも出資している。

 鴻海集団はLED照明などの沛鑫能源科技(フォックスセミコン・インテグレーテッド・テクノロジー)と、封止の先進開発光電(アドバンスド・オプトエレクトロニック・テクノロジー)を傘下に持つ。