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作成日:2009年11月17日_記事番号:T00019254
女子大生のヌード写真流出、25万元で和解
2008年1月に起きた香港の二枚目俳優、エディソン・チャン(陳冠希)のわいせつ写真事件は、まだ多くの人の記憶に新しいのではないだろうか?エディソンが修理に出したパソコンから、人気女優や歌手らとのベッドシーンやヌードなど、自身が撮影したプライベート写真が抜き取られ、インターネット上に流出。これがきっかけとなり、エディソンは謝罪および香港芸能界からの引退に追い込まれることになった、あの事件だ。
その台湾版とも言える事件が台中で発生した。女子大生の王さん(24)は自分で撮影したヌード写真などをノートPCに保存していたが、それらを削除しないまま、今年6月にPCを修理に出してしまった。
修理担当の男性エンジニア、許容疑者(25)は、これを発見してビックリ。さっそく王さんのヌード写真6枚を自身のメモリースティックにコピーし、何食わぬ顔で3日後に修理済みのPCを返却した。
翌月、許容疑者は、修理の際に知った王さんのヤフー!奇摩のインスタントメッセージ用IDを基に、ネット上で王さんにメッセージを送った。王さんが、相手は元ボーイフレンドの同級生だと勘違いしてチャットを始めたところ、許容疑者は盗んだヌード写真を王さんに送りつけ、「君はホントに可愛くてセクシーだ」と言い寄った。
PC修理時に写真が流出したことに気付いた王さんは、すぐ警察に通報。許容疑者が一時的な好奇心からの犯行と認めたため、両者は25万台湾元で和解した。
本来なら、許容疑者の行為は刑法の「秘密妨害罪」に当たり、3年以下の懲役または3万元以下の罰金に処せられるところ。
それにしても、たった6枚の写真を盗んだことから25万元も賠償することになろうとは、高くついた出来心に許容疑者は苦い思いをしていることだろう。