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中国産アワビ、527キロを焼却処分


ニュース 農林水産 作成日:2009年11月17日_記事番号:T00019260

中国産アワビ、527キロを焼却処分

 
 宜蘭県の海産物卸売り業者、新永全海産批発が輸入した中国産とみられるアワビから、発がん性のある禁止抗生物質「ニトロフラン」が高濃度で検出された問題で、宜蘭県衛生局は16日までに新永全と販売先からアワビ527キログラムを回収して焼却処分を行った。同時に、関係業者に6万~30万台湾元(約16万7,000~83万4,000円)の罰金を科した。17日付蘋果日報が報じた。

 新永全が輸入したアワビからは、サンプル検査の結果、77.8ppbのニトロフランが検出された。基準値を76倍上回った計算になる。

 新永全はこれらのアワビを10月25日に香港から1,025キロ輸入し、このうち約500キロは既に販売された。香港ではアワビ生産が行われていないため中国産とみられている。

 処分に対し新永全の責任者、余文祥氏は、「消費者に本当に申し訳ない。ただ、われわれも被害者で約110万元の損害を出した」とコメントした。