ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

金属くずの埋め立て、禁止を検討


ニュース 建設 作成日:2009年11月17日_記事番号:T00019265

金属くずの埋め立て、禁止を検討

 
 行政院環境保護署は16日、金属くずによる土壌汚染が明らかになったことを受け、金属くずを埋め立てや舗装に利用することを禁止する方向で、経済部工業局と調整を進める方針を明らかにした。17日付工商時報が伝えた。

 環境保護署は、金属くずの再利用を土壌と接触しない用途に限ることで、埋め立てなどに利用されることを防ぐ方針。今後は再利用先が建築材料に限定される見通しだ。

 杜紫軍・経済部工業局長は同日、立法院環境委員会で答弁し、「金属くずの再利用管理には確かに問題点があった。環境保護署と共同で資源リサイクル方法を再検討し、金属くずの用途を土壌と接触しない場合に限定していきたい」と説明した。

 また、火力発電所、製鉄所、ごみ処理場などから出る金属くずが建材に再利用された場合、ダイオキシン汚染の恐れがないかとの問いに対し、環境保護署の張子敬副署長は「火力発電所や製鉄所の廃棄物は環境保護署の検査対象外で、汚染の有無は監督機関の工業局に照会する必要がある。ごみ処理場に関しては厳格に管理しており、汚染はないと確信している」と説明した。