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台湾産PVC、インドが反ダンピング調査【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2009年11月17日_記事番号:T00019270

台湾産PVC、インドが反ダンピング調査【表】

 
 インド商工省は先ごろ、台湾などから輸入するポリ塩化ビニル(PVC)に対し、反ダンピング調査の実施を決めた。台湾にとってインドは、中国に次ぐ第2のPVC輸出相手国で、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)▽華夏海湾塑膠(チャイナ・ゼネラル・プラスチックス)▽TVCM▽大洋塑膠工業(オーシャン・プラスチックス)──などが業績に打撃を受ける恐れがある。17日付経済日報が伝えた。
 
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 台塑と華夏、大洋の3社は、調査開始の情報を得て、12月のインド向けPVCオファー価格を、1トン当たり900米ドルと、前月比20米ドル引き上げた。なお台塑はインド当局に対し、この件について40日以内に説明を行うとしている。

 今回の調査は、インドのPVCメーカーによる当局への訴えに応じて実施されるものだが、台湾区石油化学工業同業公会(石化公会)によると、同国では競争力の弱い中小メーカーから反ダンピング調査の要請がしばしば行われているもようだ。調査対象は台湾のほか、中国、マレーシア、タイ、ロシアの製品に及ぶ。