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液晶テレビ各社が鴻海忌避、AUOに発注拡大か


ニュース 電子 作成日:2009年11月17日_記事番号:T00019277

液晶テレビ各社が鴻海忌避、AUOに発注拡大か

 
 17日付経済日報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の液晶パネルメーカー、群創光電(イノルックス・ディスプレイ)が奇美電子(CMO)の合併を発表したことを受け、日本、韓国、中国の液晶テレビメーカーは群創のライバルとなる友達光電(AUO)に協力関係の拡大を相次いで申し入れているという。

 液晶テレビ各社がAUOへの発注拡大に動いているのは、群創が奇美電を合併するため、台湾で独立系の大手液晶パネルメーカーはAUOだけとなることが理由だ。鴻海集団は液晶テレビの受託生産大手であり、液晶テレビ各社が群創光電から液晶パネルを調達すれば、結果的にライバルを助ける構図となる。このため、液晶テレビ各社が独立系のAUOとの取引を望むのは、ごく自然な流れと言える。

 また、液晶テレビ用の受託組み立て生産を手掛ける瑞軒科技(アムトラン・テクノロジー)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)などもライバルとなる鴻海集団を避け、AUOに発注をシフトさせているという。