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作成日:2009年11月18日_記事番号:T00019284
「世界最高の副業」、南投県のリゾートホテルが求人募集

南投県鹿谷郷のある大型リゾートホテルが、このほどPR策として打ち出した「世界最高の副業」の求人募集に、人気が殺到している。
この求人は、オーストラリアのクイーンズランド州観光局が今春、半年間で15万オーストラリアドル(約1,240万円)という高給を手にすることができるリゾート地の管理人を募集した「ベストジョブ・イン・ザ・ワールド(世界最高の仕事)」の二番煎じではあるが、反響は大きく、既に18~22歳の若者160人以上からの応募が集まっているという。
仕事内容は、2010年の冬休みシーズン中、同ホテルの「親善大使」を務めるというもので、主にVIP客の接待、ホテルの説明や案内など。時給は2,000台湾元(約5,550円)とかなりの高給で、毎週末の2日間(1日3時間)勤務し、2カ月間で9万6,000元の給与が支給される。しかも、1泊2万元のスイートルームが宿泊用に提供されるというのだから、まさに「世界最高の副業」だ。
同ホテルによると、12月4日までにインターネットによる人気投票で、まず上位18人を選出する。その後、12月19日の決戦で、男女各3人、計6人の親善大使を選ぶ予定だ。
こんなおいしい仕事を、月給2万2,000元という同ホテル従業員たちはどう見ているのだろうか?「これは短期間のバイト。それよりも、長期でずっと働き続けられる方が得」と妬みはないようだ。
PR効果は上々で、親善大使の給与を考慮しても、ホテルにとっては安上がりな投資に違いない。