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工業用塩を食用で出荷、市中に大量流通


ニュース 社会 作成日:2009年11月18日_記事番号:T00019286

工業用塩を食用で出荷、市中に大量流通

 
 工業用の塩を食用の「天然粗塩」と偽って販売し、暴利を得ていた疑いで、桃園市の環海有限公司が17日、高雄地検に検挙された。調べによると、問題の塩は量販店などを経由し、過去3年間で25万袋が販売されていた。工業用塩には重金属などが含まれている恐れがあり、健康被害を懸念する声も出ている。18日付蘋果日報などが伝えた。

 高雄地検は同日、環海公司の事務所、倉庫など関係先の家宅捜索と関係者の事情聴取を行い、環海公司の責任者、宋済中氏を刑事立件した。事態を受け、大潤発(RTマート)や家楽福(カルフール)は同社製品を一斉に店頭から撤去した。

 調べによると、環海公司は台塩が塩酸や漂白液の材料として販売している工業用の塩を食用と偽って販売していた。店頭価格は1キログラム22台湾元(約61円)だったが、工業用の塩は同3元で販売されており、同社は暴利を得ていたことになる。