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オバマ米大統領、中台の積極対話促す


ニュース 政治 作成日:2009年11月18日_記事番号:T00019287

オバマ米大統領、中台の積極対話促す

 
 中国を訪問中のオバマ米大統領は17日、胡錦濤中国国家主席と会談し、その後発表された共同声明の中で「米国は両岸(中台)が経済および政治、その他分野での対話と協調をさらに深め、より積極的で安定した関係を築くことを期待する」と表明した。18日付中国時報が報じた。
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共同記者会見で握手するオバマ大統領(左)と胡錦濤国家主席(右)(17日=中央社)

 また、今回の訪中でオバマ大統領は当初、台湾への武器売却継続など、対台外交関係の基本姿勢を定めた「台湾関係法」に言及していなかったため台湾では「中国との国際協力を重視するための低姿勢」との見方が強まっていた。しかし17日の記者会見でオバマ大統領は、中台関係に対する米国の立場について、「『三つのコミュニケ』と『台湾関係法』を基礎とする」と発言し、バランスを取った形となった。

 これに対し胡国家主席は、オバマ大統領が会談中、「一つの中国政策」を支持し、台湾問題に関して中国の主権と領土保全を尊重すると表明したとして称賛した。会談で双方はともに、この原則を破壊するいかなる勢力も支持しないことを確認したという。