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金融MOU効果、中国資本500億元流入も


ニュース 金融 作成日:2009年11月18日_記事番号:T00019292

金融MOU効果、中国資本500億元流入も

 
 中台間で金融監督に関する覚書(MOU)が締結され、中国の適格国内機関投資家(QDII)による台湾への投資上限が総資産の10%に引き上げられることを受け、中国から最大500億台湾元(約1,390億円)の資金が台湾株式市場に流入する見通しだ。18日付中国時報が伝えた。

 覚書締結により、QDIIによる台湾株投資制限は、総資産の3%から10%に拡大される。最新統計によると、中国のQDIIファンド計10本の資金規模は5,000億台湾元で、投資上限を総資産の10%とした場合、500億台湾元が台湾株式市場に流入する可能性がある。

 一方、台湾の投資ファンドも外資に準じる適格外国機関投資家(QFII)方式で、中国のA株市場に参入することになる。しかし、QFIIの認定条件は、資産規模50億米ドル以上と厳しく、台湾でQFII資格を取得した投資ファンドは今のところない。

 投信業界では、中国資本による台湾株投資が、台湾資本による中国株投資よりも急速に増えるのではないかとみている。