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盛餘、来年1月の輸出価格引き上げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年11月18日_記事番号:T00019298

盛餘、来年1月の輸出価格引き上げ

 
 亜鉛めっき鋼大手の盛餘(SYSCO)は17日、来年1月の亜鉛めっきコイル輸出オファー価格を、1トン当たり710米ドルと今年12月比で30米ドル引き上げることを決めた。中国鉄鋼市場で回復傾向が続き、同国の亜鉛めっきコイル輸出価格が上昇していることが今回の値上げにつながった。18日付工商時報が報じた。

 業界関係者によると、中国の台湾向け亜鉛めっきコイル輸出オファー価格は最近30米ドル上昇して、650米ドルになっているという。

 盛餘によると、亜鉛めっきコイル原料となる熱延製品は、中国鋼鉄(CSC)の12月分台湾向け価格が1トン540米ドルで、盛餘の同月亜鉛めっき製品輸出価格(680米ドル)ではコスト割れを起こしている状態だという。来年1月の値上げでようやくコスト割れが解消されるが、中鋼には熱延価格を適度に引き下げ、12月価格へさかのぼって適用することを求めている。

 同業の燁輝企業は、中鋼が26日に来年1、2月の台湾向け熱延価格を発表してから、来年1月の輸出価格を決定するとしている。