自動車・バイク購入時の貨物税(物品税)減税措置の年内打ち切りが確定的になったことで、自動車各社は新車の相次ぐ投入など販売拡大に取り組んでいる。ただ、市場全体の新車販売台数は11月2万8,000台~3万台、12月は3万台以上と予想される一方で、部品の供給不足による納車の遅れも懸念されている。18日付工商時報が伝えた。
トヨタ自動車の台湾総代理、和泰汽車によると、先週末は2日間で予約2,000台突破を達成した。これだけの好調さは2005年7月以来、4年4カ月ぶりだ。生産を担当する国瑞汽車は平日1.5~2時間の稼動延長および週末稼動を実施しているが需要に追い付かず、カローラやアルティス、ヤリス(日本名・ヴィッツ)など人気車種は11月末にも在庫切れとなる可能性があるという。同社は17日、レクサスLS460ベルテックスエディションのフラッグシップセダンを発表した。
Mazda3は同社初の国産5ドアハッチバック。価格は1,600ccで65.9万元から(台湾マツダ提供)
台湾マツダは同日、5ドアハッチバックMazda3(日本名:アクセラ)1,600cc、2,000cc、2,500ccの3車種を発表。過去2週間VIP向けの先行試乗会を行い、500台を受注したが、年内は1,000台程度までしか納車できないという。
このほか、金鈴汽車(タイワン・スズキ・オートモービル)も18日に新型アルトを発表する。